自民党安倍派の醜態で政治とカネの問題がクローズアップされています。田中ロッキード問題からリクルート疑獄、小泉政権での派閥政治との決別、小泉を引き継いだ安倍による新たな派閥の結成と、この数十年を振りかえっている番組もありました。現状では、安倍派に限らず、自民党の他派閥でも同様のことが行われている様子ですし、野党でもあるかもしれません。政治とカネに関する問題は、時代劇でもおなじみの権力者による利益誘導という永遠のテーマですので、簡単に片付くとは思えません。この後、検察がどのように決着をつけるのかを見守るだけです。更には、TV解説者達が、様々に取り上げていますように、政治資金に関する法改正も必要です。その際には、政治献金だけではなく、領収書なしの使途不明なお金の使い方を許している議員特権についても、同時にメスを入れて貰いたいと思います。この議員収支の把握をデジタル化するために有効な手段はマイナンバーカードの活用です。国会議員のマイナンバーカードの普及率は報じられておりませんが、マイナンバーカードの使用を義務付けて、収支報告をマイナンバーに紐付けて管理すれば、今よりは良くなる筈です。健康保険証を中心とした活用ばかりが取り上げられており、あくまでも個人同意の上にマイナンバーカードが発行されるという立場を貫いておりますが、議員については、法改正と同時に使用を義務付けてもいいと思います。議員の政治活動の透明化にマイナンバーカードが役に立つということが見えれば、国民のマイナンバーカードの見方もかわるのでは、ないでしょうか?
さて、前置きな長くなりましたが、今の状況を招いたのは、我々、有権者であるという自覚を持って次の選挙に臨むべきと考えております。そこで、今回は、政治を変える為の投票行動について考えてみます。先ず、理解すべきは、政治不信の時だからこそ投票にいくべきだということです。「投票する人や支持出来る政党がいない」という言葉をよく耳にしますが、投票活動とは応援活動だけではないということに、最近気付きました。つまり、落としたい人が見つかった場合は、その人が所属している政党以外の政党の候補者に投票するということです。ある意味、無責任なように思いますが、現状では、立候補者個人をみるのではなく、所属政党で選んでいるのが実態ではないでしょうか?それならば、落としたい人がいる政党以外に投票しても構わないと考えます。政党に投票されているにもかかわらず、政治家個人に投票されていると誤解することが、小生のいう「裸の王様」の第一歩と考えます。ですから、たとえ支持政党であっても、気に入らない政治家がいれば、棄権をするのではなく、敢えて対立候補に投票することで、落選させることに確実に加担したことになる訳です。小生自身も、これまでは、支持政党の立候補者に投票するか、支持政党の立候補者が気に入らない時は棄権をしていました。しかしながら、「裸の王様」を無くす為の投票行動は、棄権ではなく、敢えて支持政党以外の立候補者に投票することだと感じた次第です。但し、選挙区で落選しても、比例区の記名順で当選する場合もあり、「裸の王様」は上位にくることが多いものです。従って、指示政党とは異なる政党に投票することが比例区でも当選人数を減らすことに少しでも繋がり、落選へと誘導することになります。
政治を変える為の投票行動とは、敢えて支持政党以外の政党に投票することだとお話をしました。選挙以外にも政治を変える方法はあります。それは、支持政党の党員となり、党員活動の中で、、政党内部から変えていくことです。しかしながら、政党とは、縦社会の典型でもありますので、なかなか内部からの変革は難しいと考えています。政治とカネ、派閥の論理、議員特権、不透明な政策と、政治不信を招くことばかりです。敢えて、支持政党とは異なる政党への投票で、政治を変えてみませんか?
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