2023年 営業雑感NO.277

 今年を振り返りますと、小生は「政治が問われた1年」と考えています。ロシアのウクライナ侵攻により、全体主義国家対民主主義国家という図式が浮かび上がっていました。ところが、ガザを実効支配しているハマスによるイスラエル人の大量拉致から始まった紛争では、イスラエル軍のガザ侵攻により根強い宗教間対立が続いていることが顕在化しています。更には「沸騰している地球」という環境問題では、先進国と新興国の新しい対立の火種が燻っているような気もします。我が国でも年末になって、政府与党による「政治と金」の問題が急浮上しています。「金・派閥・世襲」は。以前からある三点セットですので、国民は見事に欺かれていたようです。政治は、政体、宗教、国力などに係わらず常にTOPの資質と思想に左右されます。その意味では、エゴの強いリーダがやりたい放題をした年だったようにも思えます。民主主義国家にいては、絶大な人気を背景にしたTOPが現われ、全体主義国家においては、徹底した対抗勢力排除を断行したTOPが現われました。

 強いTOPには、少なからず「裸の王様」の傾向があります。それは、戦いというかたちで、他国。自国問わず人民を死地においやることも含め、人民の為といいながら、人民を単なる被支配者として扱う傾向があります。その意味では、多くの人民が犠牲になった年でもありました。

 この傾向は、我が国では、様々なところにも飛び火しており、議員、官僚、企業と強い権力を握った「裸の王様」が沢山おられます。スポーツ団体や、各種協会なども例外では無いようです。世界的にもオリンピックなどを見ていますと同じ傾向が存在しているようにも思えます。

 この背景としては、長らく続いた平和の中で、停滞した社会の中で、強いリーダを求める機運が、社会に蔓延しているからかもしれません。

 人為的活動に起因する気象変動や覇道を求める権力者による紛争により多くの命が失われました。犠牲となった皆様のご冥福を祈って、今年を締めくくります。来週は大晦日となりますので、本雑感はお休みさせて頂きます。皆さん、良いお年をお迎えください。

以上

2023年12月24日 | カテゴリー : 閑話休題 | 投稿者 : csf-ishii