業界の動きから見てきましたが、これからのITにおいては、ICT技術ではなくデータが主役になると考えています。従って、IT技術を商品とした業界の形成に至らないというのが小生の結論です。従来ITでは、ややもすればベンダー任せとなっていた業務のITシステム化も顧客中心に回帰します。DXにおける主役は利用者であり、「at your own risk」が徹底されると思います。小生は、企業がDXを進めるには、自社に自社の業務をデータ中心で分析できる体制を確保することが最も重要であると思います。多くの企業にはIT部門が存在していますが、今後の役割は、従来とは少し異なる部分もでてきます。つまり、従来は必要とされていたプログラム作成に代表されるようなITスキルに関する仕事が減り、DX視点での業務見直しの技術力とインターネット利用を前提としたセキュリティに関する経営と直結した情報管理体制が求められます。DXも技術的にはITの延長にはありますが、その構造は、大きく異なっています。
一番の違いは、インターネットありき(IOT Internet of Things)であることです。従来のオンラインとは異なり、容易に他システムとの接続が可能となりますが、情報セキュリティについては、利用者責任となっていることを理解しないといけません。加えて、HPなど、個人からの接続も既に用意されていますので、取引先、お客様、株主などとの情報交換についても考慮することが必須となります。