ゼレンスキー大統領の来日で、俄然盛り上がった感のあるG7ですが、小生の感じていることを纏めてみます。
・ウクライナ戦争について
核保有国に限らず武力による現状打破については勿論大反対です。これは、全世界の人の共通認識である筈なのですが、人類の歴史は戦争の繰り返しの中で国の繁栄が淘汰されてきていることは周知のとおりです。小生は、国家を代表する為政者が国民の上に立つ存在として自らを規定し、かつての専制君主のように臣民を人と思わない行動をとる限り、戦争がなくなることは無いと思います。その意味では、民主主義と全体主義では民主主義の方が為政者の専制を押え易いとは思います。しかしながら、プーチンも形式としては、選挙で選ばれていることを考えますと選ばれた人次第と思います。我が国においても三権分立や文民制御による軍隊統制などの仕組みが整備されてはいますが、首相が、いつそうならないとは限りません。以前からお話をしていますように我が国には「お上に従う」という概念と大衆や権力に媚びる傾向の強い報道がある上に、官僚を政治が押さえるという名目で閣議決定という国家の重大事をも政府の一存で決めれる道を大きく開いたのが今の与党と政府です。首相になる方の人格とその取り巻き次第で独裁者の生まれる可能性は充分にあると感じています。
・軍備増強
上記と関連しますが、他国からの侵略に備え、軍備を増大し武器輸出も認めるという政府方針が出されています。加えて、核保有の議論まで出てきました。広島でサミットを開催する以上、本来は核兵器廃絶に向けた議論の先陣を切ることを期待したのですが、予想とおりお題目だけに終わったように感じます。小手先の自衛隊に対する解釈変更やGHQ押しつけ論をベースとした概念的な憲法改正論議ではなく、全国民を巻き込んだ国防議論を為すべきだと考えます。今のままでは、政府に都合のいい軍隊になりそうな危惧を覚えます。歴史を振り返りますと政府に都合のいい軍隊は、政府の無能を逆手にとって軍事革命を起こします。政治から独立して軍事的な国防のみに専念する軍隊を持てないものでしょうか?
・SDGs
地球環境改善を目指す動きで地球規模での対策が必須となる筈ですが、国家間の思惑の相違や我が国のように自給自足からはほど遠い国家の存在により足並みが揃わないというのが現状でしょう。今回のG7会合においても、SDGsの目玉であるべき筈の電力供給問題では各国事情を優先して総意形成を為すことはされませんでした。小生は、G7参加国の中にSDGsを旗頭とする国家の出現がない無い限り政治的にはすすみようが無いように思っています。インターネット世界では若者を中心に様々な議論がなされています。我が国の若者も参加している様子ですので、インターネット世界での議論が、各国家にも共通的に巻き起こる事態がくることを期待しています。SNSやAIなどを通じインターネットへの介入論が強まっていますが、この動きがSDGsのように本来のあるべき議論の場であることをも一部の国家のように統制するとしたら問題です。自由な発言の場では、発言者のモラルが問われることは明白です。今のSNSでの悪しき事象も、本来的には政府の問題だと考えます。取締は事象への対応策ではありますが、その前に、発言者のモラルを高めるべく、教育の充実や国民が希望を持って生きられる社会つくりなど、本来の政治が為すべきことと考えます。特に我が国では、深刻化した少子化とも関連して想定する未来社会とそこへの道筋を各政治家が明確にした上で、政党としての見解を国民に問うべきではないでしょうか?又、若年の政治への関心を高めるべく選挙権の低年齢化がなされましたが、被選挙権についても低年齢化を議論すべきと考えます。そうすることで、既存政党ではなく、若者の考え方を重視した新しい政党が生まれるかもしれません。インターネット・地球環境悪化など変化の大きい時代だからこそ、若者に次の時代の方向性を決めさせるべきと考えています。
以上