最初に、凶弾に倒れた安倍さんのご冥福をお祈りいたします。安倍さんの政策には疑問を持っていた小生ではありますが、戦争を知らない子供達だった同い年の訃報に接して、昭和後半生まれ世代の終焉を感じております。
さて、本日は参議院選挙です。小生は投票を済ませてきました。今回は、テレビ各局でも若者の投票率向上に向けた企画を盛り込んでいました。では、何故、若者は投票に行かないのでしょう?今回は、選挙に行かない理由と対策を考えてみます。
小生自身が、投票に行かなかった時の一番の思いは「私の一票で政治は変わらない」という諦観でした。この諦めに対しては、投票が義務であるとした施策を考えるべきではないでしょうか?「あまたの一票で政治は変わる」はきれい事に過ぎると思います。例えばですが、<投票率と連動した税率の導入><投票した方への優遇措置(それこそマイナポイント還元など)>、罰則規定はあまりお薦めではりませんが、<投票しなかった方への罰則税の導入や氏名公開>などもありかもしれません。投票率に連動した何らかの政治施策が必要と考えています。
次に、よくある理由として「立候補者の人物がよく判らない、知らない」があると思います。政策については、政権放送や街頭演説などがあり、今回選挙ではネットで経済政策や防衛などいくつかの項目アンケートに答えれば、自分の考えにマッチする立候補者が判るしくみが提供されていました。これらの取組みも勿論必要でしょうが、本音で知りたいのは立候補者の人柄ではないでしょうか?罪を犯して雲隠れするような人では困る訳です。これについては立候補資格と推薦人制度をもっと充実させるべきだと考えています。例えば、地方区で立候補する場合は、政党の勝手な区割りや天下りを排除する為に<立候補する地方でも公務員経験や地方議員経験を必須にする>などが考えらます。推薦人については、ポスターへの推薦人代表の掲載や応援演説として推薦人の演説を義務付けて推薦人の存在をもっと露出すべきだと考えています。特に、全国区や比例区ではこの推薦人の候補者に準ずる公開が必要だと感じています。投票者と立候補者の距離を縮める為には、最初に政党内の不透明な決定で候補者が選出されている現状を変える必要があると思っています。又、議会解散後に報告会を開催している議員も見かけますが、議員には報告会開催を必須にすべきではないでしょうか?全国区や比例区選出の議員であれば、Web活用を義務付けては如何でしょう。報告会を通じて人柄を知る機会を設けるべきと考えた次第です。
最後に議員制度の見直しです。参議院と衆議院の位置づけや議員定数に関する議論も重要なテーマであり、小選挙区制を導入した時のような政治的興奮を伴う議論も必要ですが、その前に、議員特権に見合った議員としての義務をもっと明確にすべきと考えます。領収書問題も浮上しておりますが、上記の報告会などを地道に行う為の費用については、認めるべきでしょう。先ずは、一般の会社では当たり前になっている、経費をつかった活動には、報告義務を必須にして、これを厳密に行い、使途不明金を無くす制度が必須ではないでのしょうか?
横道にそれますが「国会議員には使途不明金が必要」と考える背景には、国会議員や官僚の一部の方が持っている国民の上位にいる為政者意識があると想像しています。本来は、国民に君臨するような為政者意識を無くすことが必要でしょうが、個人の意識の問題ですので、議会開催中の居眠り監視などでしかないようにも思えます。又、ヤジなどの国会に現存する風習は、選挙で選ばれたからには、平等な権利は保証されるべき国会において、当選回数を基準としたベテラン議員と新人議員を区別する風潮に加え、為政者意識の自覚を助長しているようにも思えます。国会は議論をする場所として、古き因習は、これを見直すべきと強く感じています。尚、世襲議員の影響も考慮すべきでしょうが、その為の選挙だとも考えます。古くはローマ市民に課せられた兵役や議会参加の義務などのように、議員の義務を見直すべきと考えた次第です。
又、投票行為とは直接関係ないのですが、選挙のしくみについて、効率化を徹底する必要があると感じています。この為にこそマイナンバーカードを活用すべきではないでしょうか?投票申し込みはがきの郵送から、投票所での確認作業、選挙管理委員会の集計作業など、膨大な人員と費用が投入されています。マイナンバーカードをかざして本人確認をしてネットで投票するというような投票方法のDXを推進する必要もあるように感じています。
最後に、投票における最もシンプルな選択方法は、今の社会に満足していれば、与党に投票し、不満があれば野党に投票することだと考えています。政治家の成果は、実現された社会です。自分が生活している社会を評価する行為こそが国民による選挙だと考えます。
以上