今回は、インターネットの普及により情報交換が容易になったことから業界や業務毎に規格化が進展しつつありますシステム間の標準インターフェースについて考えてみました。一昔前にも標準化の動きはありましたが、現在の標準化は、以下の五点で大きく異なっています。
1)国際標準であること。
2)サプライチェーンを意識した異業種間連携が前提になっていること。
3)コンピュータだけでなくスマホやセンサー・測定機器などIOT機器との接続を包括していること。
4)リアルタイム通信が可能であること。
5)双方向通信が可能であること。
これらの規格の下敷きとなっているのが、フランスIBMで提唱されて国際標準(ISO)となった以下の7層からなるOSI(Open Systems Interconnection)モデルです。
第1層 – 物理層
物理的な接続を規定する層。コネクタのピン数・コネクタ形状など。
第2層 – データリンク層
接続されている通信機器間の信号の受け渡しを規定する層。ACK・NAK通信など
第3層 – ネットワーク層
ネットワークにおける通信経路の選択を規定する層。IPルーティングなど
第4層 – トランスポート層
ネットワークの端から端までの通信管理を規定する層。エラー訂正・再送制御など。
第5層 – セッション層
通信プログラム間の通信の開始から終了までの手順を規定する層。接続切断復旧手順など。
第6層 – プレゼンテーション層
データの表現方法を規定する層。EBCDIC/ASCIIファイル変換など
第7層 – アプリケーション層
ファイル・メールの転送、遠隔データベースアクセスを規定する層。HTTP・FTPなど
GPSの位置データがカーナビやGoogleMAPに表示されるようになっているのもこれらの標準インターフェース規約にGPSシステムとカーナビやスマホが準拠している結果です。スマホでの家電制御などインターネット機器ではこれらの標準規約準拠の機能が沢山ありますが、メーカが異なればデータ共有が出来ないのが当たり前だったのがコンピュータ間でのデータ通信です。企業や病院、自治体などで使用されている多くのコンピュータシステムもそれぞれの組織の効率化には寄与していましたが、これからはお互いの情報をリアルタイムで見れることで、社会全体の効率化を推進することが可能になる時代が直ぐ近くにきています。DXを支える基礎となるものが、以前お話ししましたIDと標準インターフェースの二つだと考えております。
以上