首相辞任に思う 営業雑感No.109

 突然の安倍首相の辞任劇でした。総裁選に向けて大きく政局が動いていますが、前回同様に病気辞任というのが小生としては何とも引っかかります。マスコミでは安倍政権の評価を特集していますが、政権評価は政権終了から最低10年たってからだと思います。まして、今回はコロナ禍の真っただ中ですので、今評価出来ないことも多く余計にそれを感じます。小生の安倍政権の評価ポイントは、デフレ対策として行った虚業経済への国家的加担と、同志(お友達)を囲い込んだ規制緩和積極推進についての二つの是非と考えます。公文書の取り扱いについては最低だったと思いますが、逆にこれについては、公務員の良心により原本が残っており、いずれ公開されることを期待しています。

 その意味では、小泉政権の評価こそ、今のマスコミに取り上げてもらいたいと思います。小生の評価は良くありません。一番の失策と考えているのが米国型経済機構の導入です。つまり株価第一、株主優先の虚業経済を法的に認めたことです。永年勤続を排し、非正規雇用についての道を開いたのもこの政権です。永年勤続は年功序列と同義のように考えられることが多いのですが、全く別物と考えています。ある意味、安倍政権の虚業政策は、これに乗っかっただけかもしれません。又、小泉政権の最大の謳い文句であった郵政民営化についても、肝心の民営化された郵政のその後の不祥事を思うと、どうにもやりきれない思いがします。遠因として戦後の復興期に組織された厚生省には多くの旧軍人が登用されていたことを知り、旧軍隊的な姿勢が省の文化として継承されていたようにも思われます。尚、小泉さん個人の姿勢として、潔いモラルを持たれて政権運営にあたられたことに関しては高く評価をさせて頂いております。

 政権については、最終的には歴史が評価します。これを機に明治以降の各首相の評価をマスコミで特集してくれること期待しています。我々の世代は、明治以降の歴史は、時間が足りなくなった?(あえて教えなかった?)関係から三学期後半に駆け足で習いましたので、殆ど記憶に残っておりません。自分なりに研究してみるつもりですが、かなり奥行のある分野だと思っています。加えて、明治・大正をテーマとした歴史小説も少なく、小説好きの小生としては手が出にくい状況です。政権評価の項目としては、外交、経済、財政、になろうかと思いますが、当時は戦争や占領地政策もありましたので、これらを総合的に流れとして捉えることが出来れば、昭和以降の政権の歴史についても理解しやすいように思います。井沢元彦著「逆説の日本史」に挑戦するつもりです。

以上

2020年8月30日 | カテゴリー : 閑話休題 | 投稿者 : csf-ishii