政治不信 営業雑感No.84

 今回のコロナウィルスに関連して、現政権に不信感を覚えましたので、改めて政治不信について考えてみました。

 小生の場合(昭和29年生まれ)は、学生紛争の名残はあるもの平和な学生生活を過ごしました。その意味ではノンポリでした。政治に興味を覚えたのは、日本新党結成など長年続いた自民党政権終焉と小選挙区制導入の頃でした。只、今思えば社会党が自民党と組んだ村山政権誕生あたりから、政治とは、国民生活に重点をおいているのではなく、政治家の体面や数合わせに力点が置かれる、という現実を見せつけられて冷めた気がします。おまけに小選挙区制は、政権交代というより、勝ち馬に乗っかる安物議員を増産する結果となっているように思います。投票率もどんどん下がっており、国民の3割強の意見が反映された二極化ですから、冷静に考えればどうしようもない気もします。

 更に、政策についても一つの転換点となったのが、郵政民営化だと思います。民営化されたその後の会社を見る限り、この政策が成功したとは思えません。自民党の中にいた郵政族を無くすためだけの政策だったような気もします。「自民党をぶっ潰す」というより、特定派閥を狙い撃ちしたように思えてなりません。この時、同時に規制改革の名のもとに米国型経済原理が導入されました。私は、以前からこの導入には疑問を覚えておりました。日本型経営は跡形もなく消え去りました。現政権はこの延長上にある訳ですから、政策が見えないのも「むべなるかな」と思います。安部さんの執念は、憲法改正にあるのでしょうが、その結果として、どのような国家を作ろうとしているのか明確になっていないように思えてなりません。自分の国は自分達で守ろうという単純なことであったとしたら、食料自給率を上げないことには軍隊も立ち行かないと思います。補給路を断たれた軍隊の悲惨さは、歴史に有り余る教訓として残っています。先の大戦でも、我が国が経験したことです。

 そもそも「国家のパワーとは、人口に依存する」と、いにしえからの政治の常識である筈です。現在の年金問題にしても、時の政府は、どのように考えていたのでしょうか?働き方改革にしても、人口減に対する施策とは矛盾しているような気がします。地方都市が人口減で疲弊していく様や、昔の人たちが長い年月と苦労を重ねて開墾をした、山間部やへき地にあった農耕地が荒地化していく様を見るにつけ、戦後の政治の方向性に疑問を感じています。民主主義ですので、小生自身の政治への参加意識の問題であると反省もしています。

 明治維新は、吉田松陰が唱えた「草莽崛起 そうもうくっき」 最下層の人たちや虐げられた人たち含め、皆が感心を持って成し遂げられたと思っています。その意味では、国民全員が政治を意識する時代を待つしかないのかもしれません。これまで、仕事などでは政治の話をすることはタブーとされてきました。しかしながら、小生も少し政治を意識した話もしていこうかと愚考する今日この頃です。

以上

2020年3月9日 | カテゴリー : 閑話休題 | 投稿者 : csf-ishii