ブルーカラー 営業雑感NO.381

 最近、ブルーカラーが再評価され報酬が高額化することで、これまで、ホワイトカラー重視であった就職傾向が変化しつつあるという話を耳にする機会が増えました。小生は、実業重視ですので、手に技術のある方の報酬が上がることは大歓迎です。加えて、インターネット社会の成立により、個人で仕事の受注が出来る仕組みも充実しつつありますので、その点でも良い方向に向いていると思います。只、気になる点があります。領土に拘る国家元首の台頭と関連して、新しい封建制度の誕生に繋がらないか?です。

 辞書などによりますと「封建制度は、君主の下にいる諸侯たちが土地を領有してその土地の人民を統治する社会・政治制度」とあります。中国史などを見ますと、封建時代においても、国家の礎を国民とおいて政治を行なう君主と、領土において政治を行なう君主に分けて考えることが出来ます。一般的に領土に拘る方は、好戦的で強権的です。現在の国家元首達にも共通していませんか?

 新らしい封建制度といっても、領土を耕す農民を中心に考え、米などの農作物を年貢とした封建制度は、もはや復活することはあり得ないと考えます。しかしながら、封建社会の中にあった身分制度、世襲制などが復活することを危惧しています。これまでにも、お話をしてきましたように、為政者と一般国民という変化は、既にうまれています。議員世襲性によって、あたかも身分制度のようになっている選挙区(土地)もあります。ブルーカラーの復活についても、技術継承という意味での世襲性や職業の固定化が進展する中で、為政者階層の方と結びつくことで、身分制度とは行かないまでも階層制と世襲性を基本とする社会制度が出現することを危惧しています。ご存じのように、中国やロシアでは共産党という組織を中心にした、新しい国家の枠組みが出来上がっています。元来、絶対君主に対抗するための思想であった共産主義ですので、絶対的権力者を産まないしくみを内包していたのですが、習近平もプーチンもそれを無視するばかりか、党首に権限を集中し長期に権限を維持できるように法律を改訂しています。流石に、世襲とはなっておりませんが、優秀な個人崇拝型官僚(おべっか官僚)がいれば、世襲性に移行することもあり得ます。

 流石に民主主義国家の代表である米国ではあり得ないと考えていましたが、トランプ共和党の出現で怪しい雲行きになってきています。我が国においては、既に静かに進展していると考えています。小生は、自民党には自覚していない方も多いと思いますが、現在の社会を作ったのは間違いなく自民党だと愚考しております。その意味で、今回、選挙結果に注目しています。

以上

2026年2月1日 | カテゴリー : 閑話休題 | 投稿者 : csf-ishii