2025 営業雑感 号外

 2025年が終わります。地球規模での気候変動、ウクライナ・ガザなど長引く国際紛争、国王のような絶対権力を持ちたい国家元首の台頭、善悪両面でのインターネットの社会インフラとして定着化など、大きな変化が起きています。この数年で、必ず、大きな変革が起きると思います。

 一方、我が国では、毎年恒例化したような大規模災害の発生、甚大化する熊被害、初の女性総理の誕生、地方議会・首長の不祥事多発、いろいろあった大阪万博閉幕、大谷翔平に代表される若手スポーツ選手の大活躍、自民党の選挙大敗と保守系政党の台頭など、様々なことがありましたが、米問題や「政治と金」など自民党が描いていた国家観は全く変わっていません。今の自民党は江戸末期の幕府ようです。年貢に支えられた武家社会と商家の台頭による貨幣経済の定着により大きな矛盾を抱えていました。決定的な解決策を持たない状況で鎖国を解いて、そこに拍車をかけました。小生は、明治維新とは、長らく続いた幕藩体制のひずみに対して町民の社会不安が増大し、薩長を巻き込んだ朝廷勢力がうまくそこにつけ込んで政変を起したものと愚考しております。そして、欧米列国を学習したことにより廃藩置県を断行し、、立憲君主制をとりました。これにより、それまでの為政者であった武士階級と貴族階級の復権には至りませんでした。この功績は西郷隆盛に集約されます。廃藩置県や年貢に頼らない税金制度の導入、大阪銀本位と江戸金本位の新通貨による統合などの国家の基本となる制度は、殆ど岩倉具視外交使節団不在時に、一気に西郷が改革を断行しています。その後の西南の役で死亡することまで予測していたか?大久保と結託していたのかもしれません。

 今の自民党は、江戸幕府が年貢制度と藩制度を捨てられなかったのと同じく、この明治以来の政治基盤の上にたった党組織も企業献金も変えることが出来なくなっています。明治維新のような政変を迎えるには、まだ江戸末期に見られた「打壊し」や「ええじゃないか」などの社会不安と吉田松陰のような思想家や新しい政治家の台頭には至っていません。「夜明け前」が小生の2025年の総括です。

以上

2025年12月28日 | カテゴリー : 閑話休題 | 投稿者 : csf-ishii