二つ目は、IT利用における姿勢の違いです。これまでにも、度々、お話をしておりますが、ITは「at your own risk」が前提で成り立っています。特に、生成AIは個人ツールとして使用することが前提になっています。従って、個人責任が全面にでてきます。これまで「at your own risk」については、ユーザとベンダーの関係においてのユーザ責任についてお話しをしてきましたが、生成AIの使用においては、組織内での個人の役割が大きくクローズアップされます。個人のスキルに大きく依存することになりこのスキルを評価する仕組みを持たない企業が多いのが事実です。個人のスキルを活かしつつ、その成果を組織に普及させる新たな人事制度が必要になります。プロンプト作成だけに特化したスキルを有する方はマニアックで人付き合いが苦手で、組織になじめない方が多い傾向にあると思われます。プロンプト作成の資格でもあれば、組織対応も可能でしょうが、AI使用においては資格制度が間に合いません。つまり「at your own risk」がIT使用者としての責任と個人スキル評価という組織風土の両面で影響しています。