最近、迷惑メールが極端に増えました。メール内容は、支払い確認や登録情報の確認など、指定したURLへの誘導するものです。小生の場合、なりすましが最も多いのがPaypayです。ほぼ毎日届きます。Paypayが広く普及したことで狙われたと考えていますが、スマホデビューをしてPaypayの申込をしたのは4月です。それ以前には来なかったメールですので、入会して直ぐに狙われるということは、何らかの形で会員のメールアドレスが漏洩していると考えます。又、発信元のメアドも乗っ取られた個人や企業のアドレスです。乗っ取り行為からメール発信まで全てコンピュータ任せにしているものと思います。更には、家の電話にも、海外局番の着信が多くなりました。海外から電話をよこす知人はおりませんので、受話器を上げて直ぐに切ることを繰り返しております。インターネットで国境が無くなったことで新しい形の犯罪が増えたものと単純に考えていました。しかしながら、迷惑運転から始まり押し込み強盗、老人を狙った修繕詐欺など、以前では考えられないような犯罪が増えてきたと気付きました。更には、闇バイトは、その象徴的なものと考えるに至りました。つまり日本人のモラルの著しい低下です。
一方で、最近の海外からの観光客の急増で日本人の「おもてなし」行為が褒められております。その意味では、海外からは日本人のモラルが評価されています。小生も日本人のモラルは、海外に誇れるものと、以前から考えています。しかしながら、上記のような犯罪をみるにつけ、この日本人のモラルが消滅する瀬戸際にいるように思うようになりました。
現在の日本人のモラルは一朝一夕に培われてものでないことは、皆さんもお判りだと思います。小生は江戸時代に醸成されたものと考えています。江戸幕府は戦国を終わらせた家康以来400年にわたる平和を実現しました。この間、教育にも力を入れており、各藩には藩校がありましたし、寺子屋は庶民に受入れられていました。又、NHK大河で話題になった蔦屋重三郎の家業である貸本など、当時の世界では飛び抜けていた識字率50%超を実現していました。そして「論語」などの朱子学を中心とした道徳を学ぶことによって日本人のモラルは醸成されたと考えています。明治以降も「修身」や「道徳」という名目で教育の課題として残っておりましたが、第二次大戦以降は、これらの科目は国家主義に繋がるものとして排除されました。このあたりからモラルの醸成は、家庭や社会に任せられたことになりモラルの低下が始まったと考えています。これに、輪をかけているのが、国会議員と官僚という国家のTOPにいる方々のモラルを忘れた行動です。「政治と金」の問題では秘書の責任にした本人は知らん顔です。本来、歴史の証明となる筈の公文書の扱いにいたっては、真っ黒文書の時は、原文は残っておりますのでまだ許せますが、偽造指示を官僚が出したということには驚愕しました。国民の手本となるべき方々の行為ですのですから国民のモラル低下に向けては効果覿面です。銀行員、郵便局員、教師まで、職種にあるまじき事件が発生しています。ここにきて、人口減、高齢化、所得減と三重苦のなかで「衣食足らずに礼節を忘れる」という事態に至ったと愚考しております。
小生は「道徳」の復活を望みます。与党の保守派も「道徳」復活には大賛成の筈ですが、自分達がやっていることが、農協や郵便局など選挙支持組織への利益誘導を優先させて、党内では親分風を吹かせていますので「道徳」とは逆の行動です。おまけに、年功序列を否定し、非正規雇用をふやして、日本型資本主義を米国型資本主義に変更した与党の保守ですから、何をかいわんや?で、賛成してほしくない存在です。
以上