今回は、リーダとして日常業務を遂行する上での手法について纏めます。これまでにもお話をしてきたことですので網羅的にお話しします。詳しくはバックNOをご参照ください。
先ず、リーダとしては業務目標を日常業務に直結する目標に分解することが必須となります。よく使われる手法は、KGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)です。小生は業績目標をKGIとして、日常業務で達成すべき目標をKPIとして活用するように指導しています。例えば、売上高が業績目標の場合、売上を上げる為に必要なお客様数や商談数を目標数字とします。更に、そのお客様や商談を受注する為には提案を出す必要があり提案件数が目標数字となります。そして、業績目標は年度で達成すべき数字ですが、目標を達成するためになすべき数字は短期で設定するようにします。
この日常業務目標の達成を積み重ねて最終的な業績目標を達成する為に用いる手法がPDCAです。PDCAとは、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)の4つのステップから成るサイクルで、上記で設定した日常業務目標が計画(Plan)となります。そして、その為に活動したことが実行(Do)、数値が達成出来たか否かが評価(Check)です。そして、日常業務目標の達成、未達成状況を見てその目標を継続するのか?新たな日常業務目標を設定するのか決めるのが改善(Action)です。日常業務目標の達成期間が、このPDCAのサイクルを回す最長期間となります。最長とするのは「やってみたらダメでした」では目標達成は出来ませんので、毎週や毎月など定例的に実行と評価を行なって、改善を行なうことが重要です。
業績目標も日常業務目標もチームで達成するべき数字です。そこで、リーダと部下との間でなされるコミュニケーション手法が「ほうれんそう 報告・連絡・相談」となります。「ほうれんそう」にはリーダとしてなすべきことが決まっています。「ほうれんそう」受けたら必ず指示で返すということです。そして指示を出すために、「ほうれんそう」の内容を吟味することです。吟味をする為に必要な要素が5W1Hです。When(いつ)・Where(どこで)・Who(誰が)・What(何を)・Why(なぜ)・How(どのようにという6つの要素を聞き出すことが吟味となります。吟味をする過程において、もう一つ重要なことがあります。それは部下と同じ目線で考えることで、ここでは「現場主義」が役に立ちます。ことの起こった場所としての現場。起こったことの現実、そしてことをおこした現物の三つを5W1Hと合わせることで何が起こっているか?を知り、自分で判断をして部下に指示を出すということが「ほうれんそう」の本質です。
最後に目標達成の為の施策を考える上で指標となるのがQCDです。Q(品質)・C(費用、価格)・D(納期)です。いうまでもなく、QCD手法とは三つ全てに拘るのではなく、どれか一つに拘って徹底的に管理することで全てを向上させるという手法です。リーダとして付加価値を考えてどこに拘るかを決めるべきです。もう一つ頭において頂きたいのがニッチチャンピオンです。商品を多くのお客様に提供することで企業業績が向上しますが、その為に市場を絞って先ずは小さな市場でトップを獲ってから、市場を拡げていくという考え方です。マーケティング手法の一つですが、チームとして付加価値を販売していくためには、最も効果的な手法と考えています。
以上