前回、これからのIT業界において、他業種の巨大企業が参入する可能性も高く、業務特化型の専用システムという観点からは、様々なベンチャー企業が乱立するというお話をしました。今回は、ITを構成するOS(オペレーティングシステム)と開発言語の動向を考えてみたいと思います。
これまでにもお話をしておりますようにOSにおいての最大の課題はwindowsの今後です。インテルテクノロジーで動作するパソコンでのシェアはマイクロソフト社のwindowsが圧倒的なシェアを誇っております。しかしながら、パソコンとスマートデバイスの双方で動作するOSはアップル社のiosだけです。家電や自動車での組み込みソフトとパソコンで共通で動作するOSは、オラクル社がバックアップをしているオープンソフトであるLinux(リナックス)が中心です。スマートデバイスについては、グーグル社がバックアップしているオープンソフトであるandroid(アンドロイド)です。今後を考えますと、パソコン、組み込みソフト機器、スマートデバイスの三種のハードで動作するOSが求められます。そう考えますとアップル社の未来は明るくありません。パソコン全盛時代のMacと同様にマニアの間で流通するだけのように感じています。切り札があるとすれば、iosをオープンソフトにすることですが、ジョブス亡き今、この決断が出来るか?です。もう一つの可能性は、グーグル、マイクロソフト、オラクルの三社の統合です。三社統合となれば最強と考えますが、二社統合でもインパクトはあると考えます。つまるところ、パソコンOSを持つマイクロソフトとオラクルのどちらかがグーグルと統合することになると見ています。経営体質やこれまでの技術の方向性をみるとグーグル・オラクル連合が成立するように思います。
OSとともに重要となるのが開発言語です。こちらはC++、Python、Java、などがありますが、これらの言語は、上記のOSの全てをサポートしているものが多く、上記OSの主導権争いとは関係しません。又、ホームページ作成に使用されるXMLも標準言語となります。従って、言語としての主導権争いというものは起きないとみています。但し、EXCELマクロに代表されるようにプログラム開発未経験者でも業務プログラムなどが作成出来るツールが登場すると考えます。最近、TVコマーシャルが流れていますKintone(キントーン)などが有名です。プログラムコード作成AIも実用化されています。これからの業務処理はクラウドサービスが中心となりますので、ユーザ固有のカストマイズがなくなります。、その為にユーザが自ら作成出来るプログラムによってカストマイズが為されると考えます。
上記のように、これからのIT業界を占う意味でもシステム開発を支えるOSの主導権争いに着目したいと思います。
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