今回は、大統領選挙、自民党総裁選挙、立憲民主党総裁選挙のTOP交代選挙に兵庫県知事問題と政治行事が目白押しですので、これらについての小生の考え方を纏めます。
先ずは、大統領選挙についてです。個人的には、トランプは独裁者と考えていますが、米国民が選ばれる方に従うしかないと思っています。大統領選挙について思うことは、民主主義の原点を感じています。一番大きな関心事は、イーロン・マスク氏、テイラー・スイフトさんら有名人の支持表明です。最近は、少し事情がかわりつつありますが、政治評論家は中立を建前にしておりますし、有名人が意思表明をすることは殆どありません。しかしながら、よくよく考えてみますと、この傾向は戦後に定着したように思われます。戦後復興の中で、安定政権を国民が望んだ結果であったと推察しています。政治の話題をタブー化している現状を打破すべきと考えます。
次に自民党総裁選についてです。乱立ともいえるほどの立候補者数ですが、派閥解消後を象徴しているようにも見えます。しかし、昭和世代からみれば、これを最後としたような世襲議員の執念を感じています。以前からお話をしていますように、そもそも田中角栄と福田赳夫による「角福戦争」の頃から、「派閥」と「政治と金」の問題は、自民党の伝統的ともいえる特質です。小泉純一郎は、福田赳夫の秘書から政治を始めましたので「自民党をぶっ潰す」ということは「田中派をぶっ潰す」ということで、小沢・羽田などの田中派中堅精鋭が離党する結果を招きました。その後の政権交代の顛末はいろいろありましたが、安倍・野田党首会談で自民党に軍配が上がり現在にいたっております。小生は、今の自民党は、地方まで最大与党としての強固な組織が出来上がっていますので、地方政治においても、行政との調整主導権を握っており、自民党的政治構造は確立されています。従って、「派閥」も「政治と金」も、形を変えて残っていくだけだと思っています。
期待しているのは最大野党である立憲民主党の動きですが、ここにも、小沢さん達、自民党離党組の怨念を感じています。只、政権交代を明確にうたって戦っていることは歓迎していますし、具体的な国会議員経費の見える化や、企業献金の廃止を掲げて野党連合をつくることには賛成です。しかし、経済のあり方や、年金福祉制度、米国・中国との付き合い方などについて、党内の意見集約をして、党の掲げる国家ビジョンを明言することも必要と考えています。尚、今の自民党は、人材流動性や個人投資優遇政策など米国型経済社会を掲げながら、一方で企業献金を許し、選択的夫婦別姓を否定して「家」を守るという明治以降の価値観は、米国型経済社会とは相容れないものです。ここにメスをいれるべきだと考えます。又、一部で議論が始まっています選挙制度改革についても、党方針として表に出していただきたいものです。
最後に、兵庫県知事問題です。知事の居座りともとれるマスコミ報道ですが、一部、取り上げられているように前知事の県政が長年続いた為に生じていた無駄に、メスを入れていたことは事実です。憶測になりますが、今回の通報者が前知事を支持する現知事の抵抗勢力だった為に、過剰に反応したのかもしれません。このあたりの事情は、自殺という痛ましい結末を迎えた為にあきらかには出来ません。只、小生は、通報発覚後の知事と知事周辺の動きは、顕かに通報者保護の観点からは逸脱していると思いますので、この点を、もっと追求すべきでしょう。弁護士会で訴えるなどの法的手段を用いるべきと考えます。パワハラについても同様に、司法を巻き込むべきでしょう。おねだりについては、頂いた商品は全て記録されており、大半商品が倉庫に眠っていたのであれば、知事側の言い分がとおる可能性も高いと思います。
最近の政治についての私見を纏めました。民主主義の第一歩は、自分の考えを持つことだと痛感している今日この頃です。
以上