前回まで、通信ネットワークが、電信電話網からIP網に進化してきたことをお話しました。IPアドレスとはコンピュータの進化の過程で出現し、コンピュータ同士が繋がるインターネットというデータ通信網のために考案されました。更には、コンピュータを支える半導体技術の進歩によりマイクロチップとして進化していきました。結果として、家電・自動車・各種機械などに組み込まれ、マイクロチップの組み込まれた装置は、IPアドレスを取得すれば、全てインターネットを通じて通信出来ることが保証されました。この事実を、象徴的に表現した言葉が,IOT(Internet of Things)です。IOTについては、「もののインターネット」などと訳されていますが、小生は、情報システムの主役がコンピュータからネットワークに交代したことを「インターネットに繋がらないものはコンピュータではない」と以前から言っており、これを顕わしたものと理解しています。