ネット社会展望 営業雑感NO.297

 ここ数回ネット社会についていくつかの視点で考えてみました。今回は、ネット社会が、これからどのようになるのか?について持論を纏めます。

1)ネット社会の特徴  「時間と空間を超越した社会」

世界同時進行の国境なき世界が出現しています。従って、世界共通の政治(立法・行政・司法)と経済が創世される可能性が極めて高いと考えています。

2.ネット社会の価値観  「米国の理想」

 インターネットが米国でうまれ、インエターネットを支える技術開発をしている企業も米国に集中している現状を見るにつけ、「at your own risk」に裏打ちされた個人尊重が徹底されていると感じてます。SNSで話題となっております表現の自由などは、まさに、その顕れでしょう。

 米国の特長の最大のものが民主主義の具現化にあると考えています。従って、民主主義の基礎となる多数決が、ネット社会においても基礎となっています。IT技術を支えているディファクトという考え方も、TOPシェアを獲得する尺度をユーザ数で決定するという多数決ですし、SNSなどでのフォロワー数も多数決そのものです。

 米国の持つもうひとつの特長として、米国型資本主義があります。あくまでも自由競争を追求し、全ての価値基準を貨幣価値に集約するというものです。以前にもお話をしましたが、人間の価値についても報酬で判断する習性があります。他民族国家であり、自由主義を前提としている為に、血縁や地縁などを排除する思惑もあると思います。我が国で定着した感のある目標管理も最終的には報酬に同期していきます。

3)ネット社会の動向  「バーチャルとリアルの融合」

 チャットGPT、画像生成AIなども根っこで目指しているのはバーチャルで生成されたものをリアルとして発信することにあります。アップルのメガネ型新PCで実現した技術は、メガネに内蔵されるいるカメラで撮影した映像と怪獣などを生成映像と合体させるものです。眼で見ているリアルの映像をリアルタイムにバーチャル映像にして、用意されたバーチャル映像と加工合体することにより、バーチャル映像をリアル映像と錯覚させる機能が内包されています。メタバースに代表されるバーチャル社会も、この技術の延長にあります。注意すべきは電子マネーとビジネス、コミュニケーション、組織などがバーチャルで完結できる仕組みが完成された際に、どのようなリアル社会が出現しているのか?です。リアルに従属するバーチャルから、バーチャルに従属するリアルに変様することになります。

4)ネット社会の弱点  「情報インフラ維持」

 株式市場では半導体関連を中心に活性を呈しておりますが、半導体を活用するIOT機器は電力の安定供給に依存しております。更に、情報ネットワークが普及していることが前提になりますが、これらの機器も電力次第です。太陽フレアによる電磁波災害に言及されていますが、電磁波爆弾などの兵器が核兵器以上の威力を発揮することは間違いありません。その対策としては、エネルギーの地産地消がカギになると考えています。

以上