2022年 営業雑感NO.226

 今回は、大きな変化のあった今年を振り返ります。

 先ずは、ロシアのウクライナ侵攻です。この行為は、国防という問題を世界に提起しました。国連の常任理事国による暴挙ですので、国連の無力をも示すことになりました。その反面、国連の機能について見直しの議論が活発化したと感じています。これまでにも、アフガン問題、イラク戦争、クリミア併合など事情は異なりますが、同じようなことが起こっていました。第二次世界大戦の戦勝国による国際平和を目指すしくみですが、この動きが活性化することで戦勝国優先の考え方から変化していくことに期待したいと思います。

 次に、コロナとの戦いです。年末になって中国のゼロコロナ政策から政策変更になり、経済優先が世界の趨勢となりました。これは、ウクライナ侵略による経済打撃とも関係していると思います。しかしながら、コロナウィルスの今後の変異は、誰にも判りませんので、パンデミックの終結までには、数年を要すると考えています。

 更には、異常気象が多発しました。先進国のつけが後進国にまわってきているといわれておりますが、実態は、工業化による経済的恩恵を得ていた国々は、工業化による環境破壊という負の遺産について考えていなかったということでしょう。この負の遺産についての改善を行えるのも工業化を支えて科学力に頼るしかありません。地球の歴史からみれば、爆発的な人口増加は、地球を乗り物に例えれば定員オーバーなのかもしれませんが・・・

 以上のように、今年は、国際情勢的には、大きな変化が始まる年だったと考えます、これまでの政治形態による自由主義と共産主義という単純な分類が難しくなりました。最近、全体主義と民主主義という図式が用いられますが、以前からお話をしていますように、プーチンも選挙によって選ばれておりますので、この図式には当てはまらないように感じています。独裁色の強い政府か議会重視の政府かの違いのように愚考しておりますが、独裁の背景としては、選挙もあれば、武力もありますし、宗教もあります。単純に図式化することは難しいです。小生としては、この複雑な対立軸を解消する手段として、インターネットを活用した新しい民意を集約するしくみが生まれることを期待しています。そのしくみの上に、新生国連になるかもしれませんが世界政府的な存在が生まれるように漠然と思っています。

 我が国では、やはり安倍元総理暗殺が一番の出来事だったと思います。衆人環視のなかでの要人暗殺という出来事は衝撃的でした。警察の護衛問題なども取り沙汰されていましたが、安全な社会であった筈の我が国に警鐘が鳴らされたたように感じています。この後、警察などの治安強化に進むのか?犯罪抑止のモラル含めた社会を構築するのか?政府の考え方を観たいと思っていましたが、国葬問題など政局にしか興味がないように感じるのは小生だけでしょうか?

 この事件で顕在化した統一教会の問題についても、簡単な法整備はなされましたが、本来的には何の結論も出ていません。終戦以来、国政を牛耳っていた自民党が野党になって以降、得票の為には何でもありの風潮が支配をしているように感じています。加えて、世襲問題や、当選回数による閣僚人事、大物議員の特権階級的な発言など、政治家に対する不信は募るばかりです。野党にしても、通信費問題での領収書添付について明確な姿勢を示せず、自民党議員と変わらないようにも思いました。もっとも、前述の政権交代の際に政界再編・新党設立などで自民党から分かれた方も多いのでむべなるかな?とも思えます。加えて、国防や原発再稼働などにみられる閣議決定や官邸優先など「行政独裁」ともいえる現状にも危惧を覚えています。この状況を打破するには、選挙民の自覚を促すしかありません。地方の過疎化、非正規雇用の拡大、貧富の格差拡大など社会環境の変化に伴い、現状維持で良しとする世代ではなく、若者の政治参加が増えることに期待をしています。

 小生の振りかえった2022年は、大きな変化の階(きざはし)が現われた年であったように思います。やがて、世界統一のインターネット社会が形成されて、地球規模での新しい歴史が幕をあけることを期待しています。

以上

2022年12月25日 | カテゴリー : 閑話休題 | 投稿者 : csf-ishii